1.エゴグラムを使った自己分析
自分に気づく⇒なかなか自分の事ってわかっているようで、わかってない事が結構あると思います。エゴグラムを出す事で客観的に自分を見る事ができます。エゴグラムとは簡単な50問の質問に答えてそれをグラスで表示しそこから性格などを分析していします。
大きく分けて自他肯定、自己肯定・他社否定、自己否定・他者肯定、自他否定の四つのグループに分けられます。その中から自己分析をする前に自分がどのパターンか予想してもらいました。吃音者の特徴かほとんどの人が自己否定・他者肯定でした。特徴としては優しい度と人に合わせる度が高い所です。
グラスを元にマンツーマンで一人一人特徴や性格を説明していき周りの人と自己分析表を交換したりもしました。
このエゴグラムは半年から一年で結果は変わってくるんで、自分がどう変わったか?どう成長したか確認するためにも何年かしたらまたやって見てください。
2.新年の抱負、『吃音のこと、わかってください』
私は、今月の例会の後半部分を担当しました。私が担当した部分では、新年の抱負を語ってもらう部分と、『吃音のこと、わかってください』を読んで話し合う部分の、2つの部分に分けて、例会を行いました。
新年の抱負を語ってもらう部分では、一人一人に、今年の目標と、それを目標にした理由、そして、それはどうすれば実現できるのかを語ってもらいました。目標を決めるだけでなく、その理由と、実現方法を考えてもらったわけは、掲げた目標が、ただの目標で終わらずに、実現へと近づいてほしいと思ったからです。目標の内容は、人それぞれ、健康のこと、仕事のことなどがありました。当たり前のことかもしれませんが、吃音という共通点以外では、それぞれ違う部分が多々あるということを改めて感じました。
『吃音のこと、わかってください』を読んで話し合う部分では、映像監督で、ご自身も吃音の北川敬一さん著『吃音のこと、わかってください』の一部を読み、その内容について話し合いました。話し合いが始まって間もないうちは、感想や、読んでみて気づいたことやなどが話題に上がりました。ですが、時間が進むにつれて、だんだんと各個人の吃音についての話になっていきました。その中で、みなさんの吃音に対する考えを聞き、それぞれが吃音をどう捉えているのかを知ることができて、興味深い時間となりました。
今回の例会では、吃音という共通点で集まっている面白さを改めて感じました。吃音の話になると、共感できる部分と、自分とは考え方が違うという部分をはっきり感じるのですが、抱負を語ってもらう時間では、自分の知らない世界の話が出てきて、違う面白さを感じました。これからの例会でも、吃音以外のことを話せる場と、吃音について話せる場の両方があるようになっていけばいいのかなと感じた例会でした。
私は物心ついた頃から吃音の症状があります。学生時代まではあまり気にすることなく過ごしてきたのですが、社会人になって自分自身と深く向き合う時間を持つようになり、吃音についても真剣に考えるようになりました。今回は、普段接することのない他の吃音者の方々との交流をはかりたいと思い、言友会に参加させていただきました。
スピーチや音読、自己分析など……。3時間があっという間に感じられたほど、内容の濃い充実した会でした。吃音に関して参加者の皆さんの様々なお話を伺うことができ、また、自己紹介やスピーチを通じて人前で話をする経験を得ることもできました。喋るのが苦手なうえに普段はあまり人前で話すことがないので、こうした機会を与えられたことはとても嬉しかったです。自分だけではなく、他の吃音者の方々も様々な思いや考えを持って生活されているのだという発見があり、とても勉強になりました。
吃音について色々と考えるようになった今、自分の吃音と真剣に向き合うことで、自分自身をより成長させていくことができるのではないかと感じています。そのためにも、今後は言友会のような場に積極的に足を運んで、多くの人と出会い、知識や感情を共有していきたいです。
埼玉言友会にも参加していきたいと思っています。例会などで顔を合わせることがありましたら、ぜひ声をかけてください。
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