6月例会 「論理療法と吃音」

 

6月の例会はここ最近では参加者過去最多  12名でした。そのうち初参加は4名。今回のテーマは論理療法と吃音についてです。吃る事そのものより、吃る事によって生じる二次的な被害が厄介だと思います。会話に入れない、会話が進まない、コミュニケーションを避けるなど。この二次的な被害を論理療法で少しでも軽く出来たらと思いました。まず吃音問題の三要素、言葉の特徴、聞きての反応、話しての態度について説明し参加者の方に点数をつけてもらいました。人それぞれで特に話しての態度は年齢を重ねるにつれてあまり悩まなくなってくると感じました。反対に若い時は悩む人が多いと思います。

 

続いて参加者の方に目をつぶって貰って今考える事を発表してもらいます。これは自分の考え方をコントロールする練習です。

 

次に論理療法のABCDE理論、論ばき方の説明、選択肢療法、ラショナルビリーフとイラショナルビリーフ、柔軟な考え方にする練習問題とさまざまな事をしてあっという間の三時間でした。

 

最後に吃る事とか流暢に話すことは人間の価値とは関係ない!これを伝えて終わりました。

 

何かに悩んだ時や苦しい時、その考え方がイラショナルビリーフなんじゃないか?考えてみて下さい。

 

不当な要求ではないか?

 

過度の一般化ではないか?

 

事実と推測の混合ではないか?

 

その考え方に気づく事によって、新しい考え方が出てくればきっと楽になると思います。是非実戦してみて下さい!