「自己紹介と近況報告、今年の抱負」を話してもらった後、森田療法の「感情の法則」を吃音に当てはめて学習しました。
「感情は自然現象であって、意志によってコントロールできないが、行動は自分の意志によってコントロールできる。」という法則があります。それを吃音に当てはめて考えてみました。資料をパートごとに分担して説明してもらった後、質疑応答という形で進めました。私の個人的なとらえ方で要約してみます。「どもりそうだな、不安だな、ドキドキする、恐い、どもったら恥ずかしい等」の感情は、意志によってコントロールできないので放っておくしか仕方ない。だが、その不安なままで、どもりながらでも、恥ずかしくても、言わなければいけないことは意志の力で言うことはできる。それを勘違いして、「大胆な気持ちになって不安を取り除こう。気持ちを強く持とう。周りはかぼちゃだと思おう。」等、感情を意志の力で意のままに変えようと努力すると、却って吃音の悩みを大きくしてしまう。私自身はこんなふうにとらえていますが、皆さんはどうでしょうか。いろいろな考え方があるのが言友会の良い所なので、例会でまた吃音をどう考えるか話し合えるとよいですね。