第2回吃音勉強会 感想文 by 山田)
今回の勉強会の内容は、マインドフルネス(瞑想)でした。講義では、マインドフルネスに関するルーツや研究事例について、解説がなされました。また、実践では、カステラの瞑想と、ボディスキャンの瞑想の二つの瞑想を体験をしました。
仏教の瞑想にルーツがある一方で、行動療法や認知療法の流れの中でマインドフルネスが「療法」として発展してきたということが、すごく興味深かったです。普通の意味で「吃音を制御する」こととは違う。けれども、マインドフルネスの体験は、吃音の症状や不安感に効果を与えうる。「吃音を治す/治さない」の議論を超えた新しい「療法」だと感じました。他にも、科学として研究をすることの難しさや、瞑想の動機に関する謎、など、話題が盛りだくさんで、とても密度の濃い勉強会でした。最後は、かなり哲学的な議論で白熱し、難しい話もありましたが、とてもおもしろかったです。
個人的には、演劇や落語の経験や、催眠の経験、また、自分が吃音について漠然と感じている「違和感」と、マインドフルネスとを重ね合わせながら、いろいろなことを考え、感じました。
とても有意義で興味の尽きない勉強会でした。灰谷さん、ありがとうございました。
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