10月例会「吃音に関する動画を見ながら論評しよう!」


【報告】

 本日は、吃音に関するビデオや動画サイトにアップされた動画を見ながら論評しました。

 「(ある吃音の大家の動画に触れ)普段は皆に吃音を直すな、ありのままのどもりを出せといっておきながら、自らは臆面もなく吃音をコントロールしているのでどもりません、などというのは自己矛盾であり、欺瞞ではないか」「公共放送で流れたものに比べ、動画サイトなどにアップされたものは吃音を知らしめたいということよりも動画を上げることで自分の吃音を何とかしたいという自己満足しか感じない」など辛辣な意見が多く飛び出し、白熱した議論が展開されました。

 一方で「映像に登場している人の多くはかなり吃音が軽減されているようだ。どのような方法でここまで軽減されたのか、その体験を聞いてみたい」といった声も挙がりました。

 合間には全言連で実施している吃音者の就労に関するアンケート用紙記入を実施し、また例会終了後は毎年恒例となっている吃音啓発の日(ISAD)チラシの街頭配布を行いました。今年は目先を変え、いつもとは反対側の大宮駅東口で配布し、多くの方に吃音への興味を持っていただくべく、誠心誠意の配布会となりました。

(Web担当 松村)


【感想】

 今回の例会は、吃音について扱ったテレビ番組や吃音者が自ら作成しYouTubeに配信された動画を鑑賞しました。 Eテレで放送された「スーパープレゼンテーション」と言う番組の一部を見ました。オーストラリアのミュージシャンでミーガン・ワシントンと言う人のプレゼンテーションを聴きました。 彼女は、吃音者であり人前で話す恐怖や今までの吃音との付き合い方等、さらけ出していて、とても共感を持てました。 人前で話す代わりに歌で伝えると言う彼女の趣旨が素晴らしいと思いました。 この後、吃音者が自らで作成した動画をいくつか見ましたが、それぞれの吃音に対しての前向きな考え方や他の吃音者に勇気付けさせる発言等、非常に積極的な人もいるんだなと思いました。

 今現代では、YouTube等の動画で吃音に関わらず自分の悩みを訴える事や勇気付けるアドバイス等も見れるので一人も多くの人に、この様な動画を観て欲しいなと思いました。
 今回は、通常の例会の後に、吃音啓発のビラ配りを大宮駅東口で行いました。 予想通り中々受け取って貰える人は、いませんでしたが、そんな仲、自ら「私、吃音なんです」と言ってビラを受け取ってくれた人がいたので、とても嬉しく思いビラ配りやって良かったなと感じました!
 (鶴岡)