第9回吃音勉強会「日常の場面で使えそうな手話を覚えてみよう」


【報告】(速報)

 本日は第9回吃音勉強会で手話のコミュニケーションの勉強会でした!

 社会福祉専攻の大学生が担当し、身近な表現を手話でおこなうなど音声言語に限らないコミュニケーションの多様性を学ぶことができました。表情などのノン・バーバルな表現も重要ですね。

 なお、本日勉強会の参考資料に使用させていただいた東京都発行の『話そう!手のことば おもてなしの手話BOOK』はインターネットで検索するとPDFファイルにしたものがダウンロードできるようです。ご興味あればご覧になってみてください。


 (会長 國分)

【感想】

 勉強会では前半は手話の基礎知識を勉強してから各自の名前の指文字を覚えました。基礎知識では、基本である日本手話と日本語対応手話の違い、障害のある人や高齢者に接したり手伝いをするさいのマナーを習得するためのユニバーサルマナー検定があること、手話検定はどんなことをするか、など手話に限らずコミュニケーションの上で知識として知って良かったと思えることが色々勉強できました。
 特に、手話以外のコミュニケーション手段である筆談のさい、回りくどい敬語などは避けたほうが良いことなど、教わらないとやってしまいがちな誤りやマナー違反がたくさんありそうだとわかったので、今後相手の立場に立ったコミュニケーションを積極的に学んでいくきっかけにしようと思いました。
 また、後半では、ろう者の方と交わした手話の体験談を聞き、話し合えたので、単なる知識の習得に終わらず手話について考えを深めることができて良かったと思います。手話の方言で通じなかったこと、また、手話のわからない単語でもジェスチャーを交えながら通じたこと、相手の感謝が伝わってうれしかったことなど、手話を習得した人ならではのお話が聞けて手話という言語を身近に感じることができました。

(越智)