【報告】
タロット・カードを使い、占いロールプレイを行ないました。
即席占い師体験ということで、参加者に占い師の役を演じてもらい、占い師になりきってもらいました。
別の参加者に相談客の役を演じてもらい、実際に今、困っている悩み事などを話してもらいます。
タロットは大アルカナ22枚を使用、カード1枚のみを引く「ワン・オラクル」という方法で、「○○について、今後どうなるか?」などとこのまま進むとどういう結果になるのか、を引いたカードから判断します。
カードの絵柄から、良い結果であるのか、悪い結果であるのか、おおまかな判断や細かな判断などを、即席の占い師役が見て感じたままを言葉にします。
そして、良い結果であっても悪い結果であっても、追加してもう1枚カードを引き、「アドバイス・カード」として判断します。
アドバイス・カードは、事態をより好転させるためには何を心がけるべきか?を教えるカードです。
このように最初におおよその結果を知るための1枚を、続いて事態をより良く好転させるためのアドバイス・カードをさらに1枚引くという合計2枚引きの占いを参加者に実際に行なってもらいました。
コツとしては、カードの絵柄を見て、描かれていること、絵のイメージから感じたままに言葉にすることです。
「こんなこと言って怒られないか」
「はずれたら、どうしよう」
など、思考が邪魔をしてもいっさい気にせず、イメージで感じたままを言葉にすると、当たる占いができます。
「感じたままを言葉にする」というのは、なかなか難しいことで、特に吃音者の場合は他者の評価を意識し、自分の感じたままの感情を言葉にするのをためらう傾向にあると私は思います。
そのようなコンフリクト(葛藤)が、感じたままの感情をブロックしてしまい、表面的な他者の評価に合わせるだけの取り繕った言葉を言わせることとなり、自分では言いたくないことを自分の気持ちとして偽ることが吃音症状という現象を生み出しているのだと私は考えます。
ですので、タロットで絵柄から感じたままを言語化して他者に伝達するというのは、吃音の問題にとってはとてもプラスの作用をもたらすであろうと感じるわけです。
はじめてタロットを体験した参加者からも「面白い」「楽しい」と言った声をいただき、感じたままを言葉にすることの楽しさを例会で実感してもらえたと思いました。(國分)
【感想】
今回の例会でタロット占いを体験してみて、タロットの絵柄が色々あり絵柄によっては、イメージして語るのが難しかったですが、余計なことを考えず率直に感じたままの事を伝えられるので楽しくて発想力も付くなと思いました。
不吉な死神のカードが出ても占い師役によっては、プラスにイメージしてアドバイスしたり面白い発想も想い付くなと思いました。
タロットで語る事により自分を表現する力にもなるので自分にとっては、とてもプラスになりました。 また、タロットの占い役をやってみたいです。(鶴岡)
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