【報告】
8月の例会は「1分間を体得する」をテーマに木村が担当しました。参加者は8人でした。(うち初参加3名)。1分間を意識して、朗読、対話、スピーチを行うというものです。途中、気分転換にボイストレーニングも行いました。
参加者がなるべく口を多く動かす例会にしたかったのでこのようなテーマを選びました。時間を意識することである程度切羽詰まった状況を作り出し、そのプレッシャーの中で話す練習を行いました。
ボイストレーニングは秋竹朋子さんが創案された※「ビジヴォ」ボイストレーニングメソッドに則って行いました。私自身、無料体験レッスンに参加してみて、腹式呼吸や単語の頭で息を吐くトレーニングをしたら通る声になり(その場だけですが)、また、吃りにくいとの実感を得たので共有したかったのです。
「1分間を体得する」の部では、300文字小説の朗読、1分間対話を行いました。
300文字小説では、300文字の小説を一人1分間で読み切る課題をゲーム感覚で行いました。ストップウォッチで1分計り、1分経ったらベルを鳴らして合図し、次の人に交代します。1分間に300文字はなかなかの早口で、1分間で読み切るのはなかなか難しかったようです。朗読では吃音が全く気にならない人もいました。
1分間対話では「自己紹介」「昨日したこと」をトピックに1対1の対話を行いました。こちらも1分計り、1分経ったらベルを鳴らし話し手交代、さらに1分経ったら別のパートナーを見つけ再び対話をします。朗読と違って自由に発言できるので和気あいあいとしたムードで皆さん話されているようでした。
「ボイストレーニング」の部では、「リラックス体操、正しい姿勢、腹式呼吸、基本母音の確認、単語の頭で息を吐く、表情筋をほぐす、舌をほぐす、苦手な音が含まれた文章を言う」といったエクササイズを行いました。
ウォーミングアップを行った後、レジュメに載せていた課題文を斉読しました。「苦手な音が含まれた文章を言う」では、参加者に苦手な音を聞いたところ、ある人は「な行」またある人は「た行」など、それぞれ違っていたのが興味深かったです。
残りの時間でスピーチを行う予定でしたが、初参加の方もいらっしゃったので、吃音に関して悩みなど自由に話していただきました。
※参考URL
http://businessvoice.jp/
【感想】(アンケートより抜粋)
・最初の自己紹介で緊張しました。朗読の1分間が早く感じました。文章を最後まで時間内に読み終えなかったのが残念でした。ボイストレーニングは難しかったです。皆で音読をすると余り吃らないです。(30代男性、会員)
・1分間で話す事は要領は難しかったが、スピーチや会話の良い練習になった。ボイストレーニングは、口を動かす良い運動になり、自分なりには、定期的にトレーニングしたいなと思った。(30代男性、会員)
・トレーニングを色々と考えてくれてあり、体験できて良かったです。
(10代女性、非会員)
・今回、言友会には初めての参加でしたが、同じ症状を持つ方と話す事が出来、非常に良かったと思いました。(20代男性、非会員)
・久しぶりに正統派な発声練習の例会でした。会の原点に立ち返って、たまにはこういった例会を行うのも悪くないと思いました。(40代男性、非会員)