10月例会 「みんなで分かち合おう」

今回の例会は、国際吃音啓発の日に近いと言う事もあって最初は、吃音で身体障害者手帳の所得を目指しながら却下されたことを不服とし地裁にて訴訟を起こした方のメッセージを交代しながら音読しました。

その後、感想等を述べて貰い吃音者に対する身体障障害者手帳の在り方や世間に対する吃音の認知度、この方の人生観など話し合いました。

 

次に吃音者派閥抗争について議論しました。 

1、「吃音は障害者じゃない」という派閥

2、「吃音はあるけど、上手く隠して生活している。そっとしておいてほしい」という派閥

3、「吃音があって生きることに困っている。障害者としての選択肢もほしい」という派閥

についての考え方を知って貰い自分に当てはまる派閥や言友会の在り方などを話し合いました。

今回は、例会担当者含め参加者2名で11の個別例会のようになりましたが、また人数が増えればもっと深い話しや情報交換が出来そうな感じがしました。

また、参加者が増え同じ内容で例会を行えたらと思います。

 

 

【感想】

仙台市の訴訟と、吃音の派閥抗争についての文献を読み合った。
吃音訴訟については、訴訟を起こした桜田さんは勇気と行動のある人だと思った。選ぶか選ばないかは別として、吃音者に障害者手帳の選択肢があることは良いと思う。身体と精神では扱いがどのように変わってくるか知りたかった。
吃音の派閥抗争については、派閥自体あることを知らなかった。自分は、昔は1と2の派閥で、今は3の派閥だと思う。当時、吃音が障害かどうかは区別がつけられず、曖昧だからこそ触れないでいた。吃音という客観的事実を等身大で捉える価値観があったら、もっと早く「困っている」という感情を正直に前面に出し、楽になれていたと思う。
40歳 男性会員