第19回吃音勉強会 「記号・メタファーとしての吃音」

1月例会(勉強会)は、参加者10名でした。 まず自己紹介をやり近況報告や趣味などを話してもらいました。 

本題では、健常者からみた吃音の考え方として3人の哲学者(ジル・ドゥルーズ、武満徹、竹内敏晴)の名を挙げそれぞれ紹介しました。 参加者には、この3人の考え方についてどう思うか発言してもらいました。

吃音当事者の考えと異なり疑問点や理解し難い点など感想が挙がりました。

この後、皆でお互いの吃音についてシェアしました。 

①「吃ってる時どう反応されるか?」 

②「話す時の心構え」

を挙げてそれぞれ話してもらいました。 ①については、マイナス面の反応が多く「聞き返される」「子供の頃笑われた」「注文してる時にイライラされた」など発言がありました。 ②については、「演技してるように話す」「メリハリを付けて話す」「吃っても笑顔で対応する」など前向きな面が挙がりました。

 今回は、吃音について大勢でシェアが出来、皆さん満足して帰られたのでとても雰囲気の良い例会(勉強会)になりました。

【感想】

本日、初めて言友会に参加させていただきました。 自分以外の吃音の方に出会うことがなかなか無いので、色々な人の考え方を共有して、非常に良い機会となりました。

個人的にも、また参加したいと思います。

20代男性

 

同じ吃音者でも話し方、吃り方、対処方法など共有できてよかった。

30代男性

 

全国の吃音の方が治ることを常に祈ってます。

50代男性

 

今日の哲学、難しかったです。吃音の雑談は、楽しかったです。

20代女性

 

遺伝に関して世界の吃音に対する姿勢が勉強になりました。 今日は、ありがとうございました。

20代男性

 

今日の勉強会は、正直、難しかったです。 吃ってる時、どう反応されたか?と言うテーマは、共感することが多かったです。 皆、同じようなこと言われているんだなあと思いました。 1人ずつ発言する時は、緊張しました。

30代男性

 

当事者、非吃音者で勉強されてる方と比べて正吃音者は、どうどもる吃音をどうとらえているか、当事者が共感的に理解して友人、職場、会社に知らせていく必要がありますね。

個々人の良い状態、悪い状態の時を話され勉強になりました。

個々人の工夫している事が分かり参考になりました。 

個々の吃音の状況も違うので一般の方に理解されるのは、難しいと思われました。

一般的な吃音各個人の吃音の状態もあり正吃音者がどうとらえるか難しいとも思われる。

60代男性

 

非吃音者で吃音の研究を行っている哲学者の考え方が理解し難かったが、吃音当事者と比べて変った捉え方をしているなと思った。

個々の吃音を皆でシェアして交流していく事は、モチベーション上げる為、吃音と向き合う為にも、とても大事なことだと思った。 言友会を知らない当事者の人々が世の中に大勢いると思うので吃音で悩んでる方々が言友会を知って参加してもらえれば良いなと思いました。

30代男性