電話例会を担当して感じた点が大きく分けて三つあります。
第一に、思っていた以上に話し合いが進んだことです。ブレーンストーミングでは、「少しでも楽な気持ちで、電話応対に望むにはどうしたらいいか」というテーマを決め、そのテーマについて話し合いました。そして、参加の方が日常で体験したことを、こういう時にはどうしたら良いかということを話してくれました。そして、その疑問についてみなさんが話し合う、という構図ができました。これは、みなさんが話合いに協力してくれたことと、ブレーンストーミングのルールがあるからこそだからだと思いました。例会はみなさんの協力があってこそ、成功できるものだと感じました。
第二に、僕がブレーンストーミングを行うにあたって、重視していた「意見の質よりも量を重視する」を達成できたことが良かったことです。ブレーンストーミングで、さまざまな意見がでました。その話し合いの中で、とても参考になることが多く、同じ吃音があっても人によって対処法、心の持ち方が違うことがわかりました。
第三に、例会の担当ができる喜びです。これは、僕が経験してきたものをほかの吃音の方々に伝えることができることや、人のために役に立っているという点です。普段生活していると、自分が担当になって、人のために役に立つということができるのは、なかなかできないことだと思います。一から何かを考えるというのは、僕にとって良い経験になりました。
例会を担当して良い部分、反省する部分もありました。そこをしっかり分析して、次の機会があれば頑張っていきたいと思っております。
【感想】
●何も考えずに言うことで言葉をスムーズに発する事が出来たと思う。(20代男性)
●実際に自分の喋っている声を聞いて早口だった。聞き取りづらいのが分かりました。
(30代男性)
●ブレーンストーミングをやってから、気持ちの変化は軽くなりました。電話対応はゆっく
り話そうと思いましたがどうしても早口になってしまうのが反省点です。担当者の方がち
ゃんと準備をして来ていたのでスムーズな進行だったと思います。ありがとうございまし
た。 (30代男性)
●電話例会に参加したことはあったが、ブレーンストーミングと組み合わせるのは斬新でい
いアイデアだった。ブレーンストーミングする前とした後での感情の変化に気づくことが
できてとても良かった。(40代男性)
●初参加させていただき、自分以外の悩みをもってらっしゃる方とお話をしたのも初めてで
した。簡単な問題ではないので継続していこうと思います。ありがとうございました。
(40代男性)
●吃音当事者にとっては、最も電話対応が苦手なので今回、色々なアイデアなど話し合え良
かったです。電話対応は、第一声が出す相手の反応が悪かったりすると辛いですが、あま
り深く考えず対応した方が良いのかなと思いました。例会担当者様、初めての例会進行と
なりましたが、とてもスムーズで入り易かったです。是非、今後も自分の成長に繋げて下
さい。初担当お疲れさまでした。(30代男性)